竜田越奈良街道(近鉄河内国分駅〜近鉄信貴山下駅)③ 亀の瀬を越えて行け!
亀の瀬周辺の日本遺産を構成している一つ、「亀岩」。
近づいてみると、なるほど亀に似ている。
上流側をみると、このあたりはすでに渓谷。
昔は船で遡ったのだろうか?
このあたりから、いよいよ亀の瀬の地すべり区域に入っていく。
ちょうど地すべり資料館があったので入ってみた。
模型があるので、よく理解できる。
資料館の前にある排水のためのトンネル。
舗装された道路から、雰囲気の良い田舎道に入る。
すぐに見つけた石標、「境界」とあるがなんの境界だろうか。
その横には、お狸様が2匹。
よく見ると、向かって右側は可愛いが、左側のお狸様はちょっと怖い・・・。
雰囲気の良い竹林のトンネルをくぐり抜けていく。
さらに歩いて、峠八幡神社に到着した。
横には、延命地蔵尊。
脇には道標があり、「松谷御堂 是ヨリ六丁」と刻まれている。
神社の前の道が、龍田越奈良街道であり、かつては人の行き来で賑わった名残りかもしれない。
三郷町まで下りてきた。
岩瀬の杜。
場所は判然としないが、かつては紅葉・ホトトギスの名所とされた。
JR三郷駅前にあった幟。
PRに余念がないね。
受験生には縁起が良いかもしれない・・・「もうすべらせない!!」
嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は
龍田の川の 錦なりけり ・・・ 能因法師
有名な歌ですねえ。
左方向に三室山、これから右に向かって龍田大社に向かう。
神奈備神社。
龍田大社の末社とある。
龍田大社に到着した。
以前に訪れている。
あの時も冬の寒い日だった。
ほぼ4年前になるのか・・・。
てくてくまっぷ 河内から大和へ 竜田古道コース
創建は今から約2100年前、第十代・崇神天皇(すじんてんのう)の時代。
龍田大社の前の道が奈良街道。
さらに舗装された道を歩いて、近鉄信貴山下駅に到着。
かつてはここから信貴山上にケーブルカーが走っていた。
当時の車両が置かれている。
大阪から奈良への街道の中では、一番緩やかな山道を越えてきた。
なるほど藤原京に行くには最適な道なので往時は賑わったことだろう。
今回はここから北上(正確には北東に向かって)、近鉄の奈良駅、方角的には平城京に向かって歩いてみたい。
信貴山下駅も3回目かな。
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