暗越奈良街道(JR玉造駅〜河内永和駅)①
東高野街道は一休みして、暗越奈良街道を歩いてみた。
大阪と奈良を結ぶ街道はいくつかあって、北から清滝街道、中垣内街道(古堤街道)、暗越奈良街道、十三嶺道(龍田街道)、一番南が亀瀬街道。
その中でも、大阪と奈良を東西に一直線に結ぶのが、この暗越奈良街道である。文字通り、生駒山の暗峠(くらがりとうげ)を越えて一直線に奈良へ至る最短の道。シルクロードの東の端とも言われている。
戦国時代に大和郡山城主となった豊臣秀長や、松尾芭蕉が通った道。お伊勢参りが爆発的に流行した折にも多くの人が行き交っている、伊勢街道の始まりの道でもある。
能書きはこれくらいにして、まずはJR玉造駅を降り立って二軒茶屋からスタート!
駅を降りてすぐのところに道標がある。ただ残念なことに、目の前のラーメン屋さんの幟が道標の前にあって、邪魔で仕方ない!
・・・なんとか撮ってみた。
二軒茶屋というのは、このあたり奈良街道への入り口で南北に2軒の茶屋があったことに由来する。
が、今は面影もなく、車が行き交う国道308号線。
で、この国道308号線が暗峠を越えていくのだが、生駒山を越えるあたりは道も細く酷道とも言われている。
暗越奈良街道は結構整備されつつあるようで、道標が迷うことなく案内してくれる。
と、油断していたら道を間違えた。今回は大阪府のHPにある歴史街道ウォーキングマップを使わせてもらったが、あえて拡大地図にしてある目印を見ていなかった。
トホホ・・・20分ほどのロス。
気を取り直して戻ってみると、ちゃんと石標があるではないか!
明治35年と彫られている。
八坂神社。
喪中なので、お参りはしない。
道標の横には解説板もあった。
平野川を越える。玉津橋。
平野川は、この先第2寝屋川から寝屋川、大川へと注ぐ。
さて、目印の道標。
この字体、見覚えがあると思ったら京街道の道標と同じだわ。
街道だからか、道は整備されている。
今度は街道の解説板。
これも前に見たことがあるような・・・。
大阪市が建てているので似たような感じになるのかな!?
比較的新しい道標があった。ここまで、高麗橋から4.6kmとある。
高麗橋には里程元標があるので、そこからの距離が目安となっている。以前のPICも掲載しておく。
なにげに暗越奈良街道を始めてみた。
東高野街道もまだ道半ばで、安堂より先が宿題になっている。
まあ、気の向くままに〜♫
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