下高野街道(四天王寺〜近鉄矢田駅)①

今年の冬は寒すぎる!!

歩いて暖かくなる想定の服装を考えて出かけると、最初は恐ろしく寒い。
しばらく我慢して歩きだすと、日差しが届く頃にはちょうど良くなる感じ・・・かな。

四天王寺、南大門からスタート!

南へ下って歩いていると、竹本義太夫の墓所があるという超願寺。

とりあえず天王寺に向かっている。
今回の下高野街道は消えてしまったルートも多く、道標なども少なそうだ。
あべのハルカスの西側を通過していくことになる。

四天王寺庚申堂を超えてすぐに谷の清水(清水井戸地蔵尊)がある。
天明9年(1789年)の摂州大阪地図に本清水として、この井戸の所在が示されていたというから相当に古い。

お堂の横に説明板があった。

戦後に一時止まったとあるが、現在は渾渾と湧いている。

おはぐろ地蔵尊。

地蔵尊を過ぎて病院の角に石碑がある。
法界の石碑と言うらしい。
法界とは?
調べてもよく分からない。
仏教用語らしいのだが、全宇宙のことであり、意識の対象となるすべてのもの。

それより先を目指そう。
玉造筋を越えて更に進むと、JR大阪環状線に行き当たる。
昔は鉄道なんぞは無かったからな。
ここは、地下道に入る。

地下道を上がると、そこは陸橋になっていて、環状線、大和路線、阪和線がここから出ていく。
高さ関係がおかしくなりそうだが、鉄道は掘り下げてあるのだろう。

またこの景色、相当に思い入れがある。
大学受験のために予備校に通っていた頃、よくここに来て出ていく電車を眺めていたものだ。
もう45年ほど昔の話。

陸橋はこんな感じで、

見上げると、あべのハルカスとMIOが間近に見えている。

都会ではあるが、裏通りは味があって良い。
しばらく裏道を歩くと、街道らしき曲がり方の道が続いている。

MAPを見る限りは、学校があるはずなのにマンション???
いやいや、大阪府立工芸高校でした。

「同校の本館は、ドイツのヴァイマル工芸学校(後のバウハウス)をモデルとして設計され、1924年に竣工した。本館は2000年12月12日に、大阪市指定有形文化財に指定されている。」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

このあたり、歩いていて楽しい。

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