紀州街道(北浜〜住吉大社)①

2022年7月9日(土)
時々やらかしてしまうのだが、今回も大きなミスを。
紀州街道・熊野街道を始めるに当たって、マップを事前に作成していた。昔の道路地図帳をコピーして経路を蛍光ペンでなぞったもの。
今日は紀州街道を始めるつもりで持参したマップが、よく見ると熊野街道になっていた。
さて、どうしたものか!?

やっちゃったものは仕方ない。幸い紀州街道はシンプルに南下するだけなので、結局地図無しで始めることに。
まずは堺筋をひたすら真っすぐに歩く。
堺筋とは、堺へ通じる道(筋)からきている。

通りの両側にはレトロなビルが立ち並ぶ。
新井ビルー神戸を拠点にした河合浩蔵設計の銀行建築。

コロナ禍の前の2019年に、イケフェス大阪(「生きた建築ミュージアム フェスティバル大阪」・・大阪の魅力的な建築を無料開放している催し)で歩き回ったが、堺筋までは来なかった。
→  イケフェス大阪

高麗橋野村ビルディング

見ていて飽きない。
午前中なので南に向かって左側を歩けば、まだ陽射しが避けられる。

三井住友銀行大阪中央支店・天満橋支店

道修町(”どしょうまち”って読む)まで来ると、ここは薬の街。江戸時代には日本で商われる薬は、いったん道修町に集まり、品質と目方を保証されて全国に流通していったという。
有名なところでは、武田薬品工業や塩野義製薬、小林製薬なども本社を構えている。

旧小西家住宅。
小西家は、薬種業・小西儀助商店(現・コニシ株式会社)を創業したことに始まる商家。現在の建物は明治36年(1903)から3年かけてつくられたもので、近代大阪の町家を集大成した和風建築(国の重要文化財)だが、一般公開はしていない。

生駒ビルヂング。
生駒時計店の店舗兼事務所。

レトロな建築物を見ながら歩いていたら、いつの間にか船場まで来ていた。
船場は、繊維の街として有名だ。今でもこのあたり、衣料品の問屋さんが多くある。

行列のできる・・・。
堺筋倶楽部は、もともと関東の旧財閥であった川崎財閥が経営した川崎貯蓄銀行の大阪支店。
今はフランス料理のレストランになっている。
平日だというのに、この行列。女性が圧倒的に多そうだ。

ようやく長堀まで到達した。
レトロなビルを眺めながらぶらぶら歩いてきたので、暑さの方も気にならなかった。

長堀通り。
地下は駐車場になっている。

道頓堀。
過去に何度も訪れている。

中央区 橋から橋まで総めぐり
ぶらりウォーク・・・海底トンネルと道頓堀(大阪メトロ)②

道頓関は実在しなかった???

道頓堀川の開削工事の指揮を執ったという、成安(安井)道頓の紀功碑。

日本橋まで戻ってきた。
戻ってきたというのは、行きはこの下の地下鉄で北浜まで行って、地上を歩いて戻ってきたことになる。ご苦労なことです。

道頓堀川、多分夜は相当な人出になるだろうが、さすがに昼間は閑散としている。
コロナの感染者数が再び増加に転じているが、いつになったら以前の日常に戻るのだろうか。

ここまでは堺筋のメインストリートを歩いてきたが、ここから少し脇道になっていく。
この辺で、昼食休憩を。

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