紀州街道(北浜〜住吉大社)②

道頓堀商店街も、平日の昼前は閑散としている。

堺筋から一つ脇にはいったところが紀州街道となっているようだ。

日本橋の交差点。
日本橋、東京は「にほんばし」で、大阪では「にっぽんばし」と読む。

交差点を超えてしばらく歩くと、左側すなわち東側に見えるのが黒門市場。

またしばらく歩くと、西のポップカルチャーの聖地と呼ばれているエリアに至る。
随分久しぶりに来たが、すっかり変わっている。
「オタロード」と言うのだそうだ。

アニメやフィギュアの専門店やメイド喫茶などマニアックなお店がいっぱい。
アニメ好きにとっては天国のような通りなんだと。
昔は電気の街だったのだが・・・。

日本橋を過ぎると、恵美須町。
少し逸れて、今宮戎神社に寄り道してみる。

その創建は古い。西暦600年頃というから、聖徳太子の四天王寺建立にまで遡る。
戎さまは、左脇に鯛を右手に釣竿をもっておられる。もともと漁業の守り神であり、海からの幸をもたらす神を象徴しているのだそうだ。このあたりも、かつては海が迫っていたことだろう。

商売繁盛の神様「えべっさん」。お正月の初詣には5万人ほどの参詣者が訪れるが、「十日戎」開催時には、なんと初詣の20倍(およそ100万人!!)が集まるという。
(コロナ禍の前ですが・・・。)

JR環状線の新今宮駅が見えてきた。
ここを越えると、あのあいりん地区になる。

駅の手前には話題の星野リゾートが手掛ける「OMO7(おもせぶん)大阪 by星野リゾート」。

環状線の高架下に、レトロな感じの居酒屋さん。

新今宮の駅の高架を抜けてしばらくの間、・・・おっちゃんがワンカップを呑んでいたり、酔っぱらったのか路上で寝ている人もいる。30日連泊可のホテル(簡易宿泊所)や生活保護、生活支援の文字がやたら目に付く。高齢者が多いのも特徴です。

あいりん地区を抜けたあたりに、気になる表示を発見した。
昭和の臭いのする名言かも!?

天下茶屋まで来たみたいだ。

天下茶屋・・・住吉神社を参拝した関白・豊臣秀吉がこの地に立寄り、千利休に茶を点てさせたところ、味の良さに感激したという。

天下茶屋公園。

続きは、次回に。

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