日本の鳥の巣と卵427…って?

大阪市立自然史博物館で開催されている特別展は、なんと「鳥の巣と卵」の展示です。
小海途銀次郎さんが集めに集めた鳥の巣の数が、427点(実際に展示してみると、516点あったそうな)。よくも集めたものだし、それを自宅に保管していたというから、恐れいる。

集めた努力にも敬服するが、それらの保管を許していたご家族の度量の広さはそれ以上!?
我が家であれば、鳥の巣の前に私が追い出されていたことは間違いない。

今週で閉幕となるそうなので、さくっと見に行ってきた。

情報センター2階のネイチャーホールで開催されている。階段を上がる途中、植物園を遠望。木々の緑と空の青さのコントラストがまぶしい。右下のほうが、博物館本館(常設展)及び植物園への入口になる。

特別展(ネイチャーホール)入口にはデジタルサイネージで、館内の二酸化炭素濃度、温度、湿度、などの表示。

あまりに展示物が多いので、気になったものだけピックアップしてみました。

入ってすぐのところには、ミサゴの標本と鳥の巣がお出迎え。

タカ目ミサゴ科、これは兵庫県の赤穂で採集されたもの。元来、岩崖の岩棚や木のてっぺんに営巣するそうだが、送電線の鉄塔などでも観察されていると。

まあ、巣・・・だらけ。

「3.市街地で繁殖する鳥の巣」では燕が取り上げられている。

ムクドリとイソヒヨドリの巣。
卵はほんとに小さいんだ。

モズの巣は採集するのに苦労しただろうな・・・。
芸術的だわ!

ご存じ、カラスの巣。
クリーニングで使う針金ハンガーなどを巣に利用することもあるらしい。

カササギの巣に至っては、芸術品の域に達しているかも。

クマタカの巣はとにかくでかい!

ワークショップが開催されるコーナーもある。
子どもたちには興味を持ってもらって、将来の自然史研究者が育ってくれればというところか。

マニアックな特別展かも知れないが、実際見てみると惹き込まれる。
一見の価値はありそうです。

会期は今度の日曜日(6月19日)までなので、お見逃しなく!


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