暗越奈良街道(枚岡〜南生駒駅)②

後少しで暗峠。息が上がりそう・・・。
案内板があったので、現在地を確認してみる。南の方へ降りていけば、神津嶽の休憩所経由でらくらく登山道(何度も歩いている)に出られる。

ご覧のように生駒山に登るハイキングコースはいくつかある。今歩いているのが国道308号線、南側に順番に、神津嶽ハイキングコース、客坊谷ハイキングコース、一番南がなるかわ谷ハイキングコース。それらを包むように、なるかわ園地がある。

現在地を確認すると言いながら、実は休憩している。やれやれ。

少し歩くと、弘法の水と笠塔婆。
現在は水質の悪化で飲めないそうだが、昔は街道を行き来する旅人の喉を潤していた。

急勾配を上りきって、緩やかな上りになったあたりに矢田山出迎地蔵尊がある。

暗峠の向こう側に矢田山がある。文字通り、出迎えてくれているのだ。

案内板がある。この先直ぐの暗峠について、江戸時代には「河内屋」「油屋」など20件近くの旅籠があって伊勢参りの人で賑わっていたと解説されている。

これが暗峠の始まり!
この石畳が見たくて頑張って歩いてきたのだから。

古代より、この道をどれだけの人が歩いたのだろうか。
ここまで来ないと、この感慨は味わえない。

まあ、ある意味登山家の気持ちが少しは分かるような気がする。
ここがいわゆる県境。暗峠もクライマックスか!?

少し周辺をブラつく。
道標があった。

暗峠と彫られた石標。

日本の道百選にも選ばれているようだ。(注:百選に選ばれているのは、奈良側の街道のみです。)古代からの街道・古道と考えれば当然だが、国道308号線と見ればどうかなと思っってしまう。
そう言えば先日歩いた東高野街道の富田林の寺内町にも城之門筋という「日本の道」があった。大阪には3つしか無いのだそうだ。→東高野街道(近鉄富田林駅~河内長野)①

峠の茶屋すえひろには寄らずに、看板のみで。

名残惜しいが、峠を後にして奈良県側に降りていくことに。
振り返ると、当然大阪府・東大阪市の表示が・・・。

ここから降りていく。

ここからはなだらかな道を下っていくことになる。

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