八尾街道(近鉄八尾駅〜大阪メトロ平野駅)②

久宝寺寺内町を抜けて西へ向かうと、中環(中央環状線)を横切る。

抜けた先は加美の工場団地。
ここは既に大阪市平野区に入っていて、市内で最も人口の多い行政区になる。
この地域には多くの工場があり、金属加工や食品加工、電子機器など様々な種類の工場が建ち並ぶ。

道路脇にあったのが、加美遺跡の石碑と説明板。

加美遺跡は、弥生時代の中期から古墳時代にかけての集落遺跡。

そのまま歩くと今度はJRおおさか東線と大和路線の分岐点の地下をくぐる。
どちらかというと車のための地下道感があって、人や自転車の行き来はほとんどない。
多少ひんやり感はあるが、こんな場所に限って蚊がよってくる。
大急ぎで抜けよう。

向こうに抜けると加美菅原神社があった。

本殿。

ここから少し南に歩くが、少し行くと謎の空白地帯がある。
地図上で道路でもなく宅地でもない、それがこれ!
かつての線路跡で、通称「阪和貨物線」。
八尾~杉本町駅を結んでいた総延長約11kmの貨物専用線だったそうで2009年に廃止されている。

このあと公園で昼休憩をしたのち、西に向かって歩く。
道路にはタイルが埋め込んであるが街道を示しているのだろうか!?
ずっと続いている。

平野川を渡る。
平野川は、豪雨になると決まって氾濫危険水位に近づく川で有名。
このあたりはどうなんだろう?

左手に平野公園を見て少し行くと、地蔵尊がある。

かつては平野環濠都市として自治都市であった平野。
その入口が13個ある平野郷十三口の一つである、樋ノ尻口地蔵。

かつての自治都市内に入ったが、本通り商店街として真っ直ぐに伸びている。
日差しを避けて影の中を歩けるのが有り難い。

道標を見つけた。
丁寧にも、後ろに道標に関する説明板がつけてある。
この道標は明治39年に大阪府によって設置されたもだそうだ。

商店街の中を歩き続けると、左手に薬師堂全興寺。
中高野街道を歩いたときにお世話になっているので、今回はパス。
中高野街道(平野〜近鉄河内松原駅)

更に歩いて道標発見!
回り込んでみると、いま来た道の方向に八尾とある。

再び地蔵尊のあるところに出た。
堺口地蔵、平野環濠都市の西の端にある。
なので、先程の樋ノ尻口地蔵から東西に突き進んだことになる。

掲示されている地図をよく見ると、この先に道が伸びて堺、住吉に続いている。
この先長居から先は住吉に至る住吉街道と呼ばれるそうです。

これで平野を横切ったので、この先長居から紀州街道との追分へと続くが、本日はこれまで!
大阪メトロの平野駅から帰途につくことにした。
今日はそこそこ歩けたけれど、次回はどうかな?
猛暑日にあたったら、1hour walkにして無理はすまい!

励みになるので、ぽちっとお願いします!

にほんブログ村 アウトドアブログ ウォーキングへ
にほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログ ハイキングへ
にほんブログ村

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ピックアップ記事

2024.1.31

竜田越奈良街道(近鉄郡山駅〜猿沢池)①

今日は昼から雨模様とのこと。今回は距離もないので、午前中に稼いでおきたい。大和西大寺駅で乗り換えて、橿原線で4駅目。近鉄郡山駅。 …

おすすめ記事

ページ上部へ戻る