熊野街道(大阪編)大阪メトロ天満橋駅〜JR天王寺駅②
朝日神明社跡(坂口王子伝承地)のある南大江公園を過ぎたら、今度は一旦東へ向かう。
道標の数も多いが、大阪市は歴史街道に下記のような目印を付けてくれているので歩きやすい。
空堀通り商店街に出た。
再び南に向かって歩いているが、ここで突き当りを東に少し行って、またすぐに南方向へ。
適当な坂道と道の曲がり具合、道幅の細さといい街道の雰囲気を残している。
次は、郡戸王子(推定地)である高津宮(街道からは西の方)に寄り道してみる。
高津宮に行く途中、道路の真ん中に鎮座している楠木大神(くすのきおおかみ)。
もともと本照寺という寺院が存在し、御神木がこのクスノキであったが1938年の道路拡張時に現在のような形になった。
かつてこのクスノキを伐採するという計画があったときに、枝を切ろうとした人が急死して伐採が中止になったという話がある。
このあたり歩いたことがあると思ったら、2021年に大阪メトロのぶらりウォークで通っていた。
大阪七福神をめぐる②・・・ぶらりウォーク(大阪メトロ)
その七福神の一つ福禄寿がある長久寺。
谷町筋を越えて、一筋向こう側へ。
西高津中寺町筋を南へ歩くが、ご覧のようにお寺が両側に並んでいる。
途中、ボードイン縁の地、法性寺。
明治に設置された大阪仮病院での教師で蘭医。ここに居住したそうだ。
高津宮に到着。
ここにも見るべきものは多いぞー。
まずは本殿にお参りして、郡戸王子(推定地)を探す。
本殿。
本殿の向かって左側に回り込むと郡戸王子(推定地)があった。
高津宮は元々難波宮旧跡付近にあったと推定され、天正11年秀吉の大阪城築城によって地主神の比売古曽神社もろとも当地に遷座させられた。
せっかくなので、あたりを散策してみた。
相合坂(あいおいざか)・・・縁結びの坂
正面を入った階段に船のようなものがあった。
何かと思ったら、もうすぐ始まる高津宮とこしえ秋祭りでの高津の葦船という催し。
幸せを願って葦船に縄を結ぶ行事のようだ。
梅乃橋。
思わず時間を過ごしてしまったが、街道に戻ろう。
このあたりまで来るとはるか向こうに、あべのハルカスが見えてくる。
4つ目は上野王子。
せっかく街道に戻ったが、今度は東側に寄り道。
上之宮高校を過ぎたあたりに上之宮社旧跡があって、四天王寺を守る七社の一つであるとされている。
ここが上野王子の跡(推定地)だとか。
普通のマンションの玄関先で、王子の雰囲気は全くない。
先を急ぐ。
四天王寺の前を通過。
4つの王子を巡っているうちに時間ばかりが過ぎてしまった。
距離はあまり稼げていない。
ようやくJR天王寺の駅に到着して、本日はここまでとした。
駅前、いつもの喫煙所からあべのハルカスを見上げる。
距離的にはともかく、歩きとしては面白かった。
次はどこまで行けるかな!?
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