天王寺界隈をぶら~り♪ ②

茶臼山全景、右端に見える橋から渡れそうだ。手前の池が川底池と呼ばれ、大和川(付け替え前)や河内湖の排水と水運のために上町台地をここで開削しようとして失敗した跡地ともいわれている。
山自体は大阪五低山の一つになっているが、本来は前方後円墳であろう説と、そうではない説がある。実に面白い。

ちなみに大阪5低山は、港区の天保山(標高4.53m)、阿倍野区の聖天山(標高14m)、生野区の御勝山(標高14m)、住吉区の帝塚山(標高19.88m)、天王寺区の茶臼山(標高26m)となっているので、5低山の中では一番高い。

橋の名前は和気橋となっている。川底池の掘削を命じた(788年)のが和気清麻呂なので、それにちなんでいるのかな。

茶臼山は別の顔も持つ。なんと言っても、大坂夏の陣では真田幸村の本陣となって「茶臼山の戦い(天王寺口の戦い)」の舞台となっている。

大坂夏の陣の配陣図をよく見ると、真田幸村の陣が描かれている。

でもって、ここはすでに茶臼山の山頂でした!

少し降りた所の入口には、立派なモニュメントがある。

これで初登頂に成功!!!
どうも登頂証明書なるものを発行してくれるらしいので頂くことに。(100円要ります)

さて、この後どうするか。
せっかくなので天王寺七坂をぶらぶらしながら上本町に向かうとしよう。いつもはウォーキングマップを片手に”道”を歩くが、今日は”ポイント”を適当につないでぶ~らぶら。

まずは一心寺さんの横手を通って安井神社に向かう。
一心寺さんの前の国道25号(竜田越奈良街道)は西に向かって下っており、天王寺七坂の一つ逢坂になっている。

安居神社。大坂夏の陣で真田幸村が戦死したところだ。

境内に上がると、「真田幸村戦死跡碑」と並んで、「真田幸村公之像」がある。

安居神社は、菅原道真が祭られていて、例によって大宰府に流されるときに、風待ちのために休息(安井)をとったためにその名がついたという伝承があるそうだ。
大阪には同じ伝承が多い。これまでのウォーキングでもたびたび聞かされた。

さて次回は天王寺七坂を中心に・・・。

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