東高野街道(近鉄安堂駅~富田林駅)②
大和川を越える。
手前の長瀬川との分水地点で時間をつぶしてしまったので、先を急がないと。
意外と(といっては失礼だが)水は綺麗で、鯉だろうか、大きな魚が見えている。
これは上流側なので、向こうは奈良。
下流側はこんな感じ。ずっと行けば、大阪湾に行き着く。
橋を渡りきったところにも「新大和川付替」の碑が、草むらに覆われて佇んでいた。
今渡ってきた橋は歩行者専用になっている。淀川でも感じたが、大きな川を挟んでの移動って日常生活においてはどんな感じなんだろう?ちょっと川の向こうまで、と簡単には行けない。
橋はあっても、生活圏の片方が遮断されてるようなもの・・・なのでは?
しばらく堤防沿いを歩くと綺麗な花が咲いていた。例によって、花の名は知らない。
ふと下を見ると、「大正橋(八尾市)より3.50km」の表示がペイントされていた。川の土手(堤)を歩いているとよくある表示だが、なぜ「大正橋」からなのかが気になる。河口からの距離表示が一般的なのにね。
そもそも大正橋を知っている人にしか距離感が掴めなくない?
しばらく歩くと堤を降りて、大和川ともお別れ。
近鉄道明寺線を横切る。
近鉄道明寺線は単線で、道明寺駅から分岐して大和川を渡り、JR西日本の大和路線との接続駅である柏原駅へと至る短い路線。大和川を挟んで柏原市と羽曳野市・藤井寺市方面を直接結ぶ、唯一の路線なので重宝されているようです。
今のところ道に迷ってはいないようで、目印になる国府八幡神社に行き当たった。この後側、つまり西側には允恭天皇陵(市ノ山古墳)がある。
また東高野街道は、ここで南方向へ直角に曲がっている。
またしばらく歩くと、長尾街道との四つ辻に出た。
こちらが長尾街道で、
東高野街道はこんな感じで、近鉄南大阪線を横切る。
久しぶりに道標、発見!
道明寺に出た。今年の2月に近鉄ハイキングでこのあたりを歩いている。
古市古墳群と藤井寺市の名所めぐり(近鉄ハイキング)
道明寺は真言宗の尼寺で、本尊は「国宝十一面観音菩薩立像」。菅原道真公が自ら彫って寺に残したと伝えられる。(例によって、諸説あり)
本日使用している街道ウォーキングマップ(大阪府)に、「街道の面影のある道」と紹介されている通り。
このあたり古市古墳群を歩いているので、すぐに古墳に出くわす。
栗塚古墳。
久しぶりなので10km歩けるかと思っていたけど、調子が出てきたようだ。相変わらず足裏の痛みは取れないが、足腰は元気。
「街道の面影のある道」が続いているその途上に、誉田八幡宮がある。
応神天皇陵(とされる古墳)の南に鎮座し、欽明天皇の命で6世紀後半に創建されたと伝えられる日本最古の八幡宮。
そろそろお腹が空いてきたが・・・。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。