東高野街道(近鉄富田林駅~河内長野)②

寺内町をあとにして、ようやく街道歩きを始める。今日は約8km、東高野街道も最後の行程となった。

そもそも今回のスタートは、昨年の京街道に始まる。→ 京街道ふたたび

高麗橋をスタートして淀川を上り、石清水八幡宮までで京街道を一区切り。そのまま南下して南へ南へ。瓢箪山の自宅付近を通過して、河内長野までが東高野街道となる。この先は高野街道と呼ばれ、文字通り高野山へと続くのだが、そちらのほうはずっと先になるだろう。いや、果たして行く日が来るのか?

寺内町を出たところに、谷川橋という欄干が残っている。

以前は川があったのかな。

快晴ではあるが、その分暑い。暑ささえなければ、のどかな田園風景を楽しみながらの心地よい街道歩きになるんだが・・・。

近鉄長野線の川西駅の効果をくぐる。

さて、どっち?

正解は真ん中の道でした。
ここは標識が欲しいなあ。富田林市は電信柱に「東高野街道」と表示してくれているが、ここに欲しかった。グーグルマップで確認しながら慎重に道を選ぶ。
ふと遠くを見ると、PLタワー(正式名は大平和祈念塔)の上の部分が見えていた。

さて、どっち?

有り難い!ここは電柱に表示が掛けられていた。

ひと駅分歩いたら「滝谷不動駅」。

ここから山の方に行くと、瀧谷不動明王寺(たきだにふどうみょうおうじ)がある。真言宗智山派の寺院で、日本三不動の一つ。厄除けや商売繁盛など様々な願いの成就を祈願する護摩祈祷を受けることができるが、眼病平癒に訪れる人も多いとか。

駅の前に解説板が立ててあった。

また少し歩くと、久しぶりの道標と看板。

ふたたび近鉄長野線を横切る。よく見ると、単線なんだ。

しばらくは歩道の無い国道を慎重に進む。街歩きするときに一番困るのが、歩道のない道。
歩いている横を車がスピードを出して行き交う。

ともあれ河内長野市に入ったようだが、

先を急いで歩いていたら、曲がるところを行き過ぎてしまったような・・・。
Googlemapの出番。
と、こりゃあ分からんわ!
この踏切を越えたところから街道は続いている。

ほっとしたものの、この先も目印がなくて迷いそうになる。
例えば、これどっちに行く?

正解は左でした。
またそのすぐ先には、こんな三叉路・・・これは真っ直ぐが正解でした。

なんとか迷うことなく終盤に差し掛かった。

南海高野線の高架橋を渡って突き当たると。西高野街道との合流点に出る。
真っ直ぐの道のほうが西高野街道。

西高野街道をそのまま歩くと、商店街に出た。

考えてみれば、河内長野に来るのは40年ぶりになる。若い頃に友人の実家に泊めてもらって以来になるか。

ともあれ、これで東高野街道を完歩したことになる。

駅前に、ようやく石碑の類いが置かれていた。
河内長野の駅には、近鉄、南海が乗り入れてるんですねえ。帰りは気分を変えて、南海で帰ることに。
さて、次はどこに行こうか。

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