暗越奈良街道(南生駒駅〜尼ヶ辻駅)②

榁木峠(むろのきとうげ)を越えたらすぐに、弘法大師堂賢聖院というのがある。奈良街道筋の宿泊茶屋としての要地で、榁木峠のお大師様として庶民の信仰を集めたとある。

道標の向こうには案内板が立っている。
なるほど、現在地は・・・。

その先、まだ上りが続くのか・・・!?

ようやく下りが多くなってきて、行き着いたところが「矢田山遊びの森」。街道とは少し逸れるが、お昼にしますかね。

前回来たときは、ここでは休憩タイムにして昼食を先延ばしにした。おかげで、13時まで食事にありつけなかった。
今回は、食べれるところで食べておこうと昼食に。

ふと見ると、道標があった。
道標の向こうにちらっと見えているのが、子供交流館。
交流館に設置してある長椅子で休憩&食事をさせてもらった。

食事後、引き返してもう一度街道に戻る。
矢田山あそびの森と街道との分岐点にも道標と道先案内表示がある。

この先少し登りはあったが、予想通り概ねなだらかに下っていく。
こうなれば気分的にも余裕が出てきて周囲を見ながら歩くが、お決まりの紫陽花を見つけた。

つづら折りの下り道を更に行くと、追分神社。
さすがに階段を登る元気はなかった。

追分神社を過ぎてさらに下ると、何やら由緒の有りそうな瓦葺きの屋根。

先まで行って振り返ると、やはり旧跡。ここが、追分本陣村井家住宅。

そもそも本陣は江戸時代以降の宿場で、身分が高い者(大名や旗本など)が泊まった建物のこと。それなりに立派であるのは言うまでもない。

角には道標があり、右「大坂」と読める。
何故かその横に、枯れてしまった太い木の幹がおさまっている。

村井家の前、四つ辻の角にも道標があり、奈良県の指定文化財。
画像では分かりにくいが、「左ならいせ」・「右こおりやま」と読める。

北東側の谷には「追分梅林」が広がっているそうだが、季節が違うとよくわからない。

山を歩いていたら木陰が多くて暑さもマシだったが、盆地が開けてくると日差しが強くて暑さが応える。帽子を被ってきて正解だわ。

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